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コミュニケーション能力と「読む」こと [独り言]

仕事柄、海外との折衝もあるので、
求人を出すときに、職種によっては、
「英会話のできる方」などという文言を入れます。

そうすると、まぁ履歴書が来るわ来るわ、
日本にはこんなに帰国子女がいるのかと驚きます。
といっても、圧倒的に多いのは、
ワーキング・ホリデーの経験者なのですけどネ。

でもって面接すると、ほとんどの場合、
もう日本に帰って来なくていいっ!
という帰国子女なんです・・・。

ワーキング・ホリデーでも、留学でもいいのですが、
その動機の大半が、
海外に行って視野を広げたかった。
英語を話せるようになりたかった。
自分の可能性を見出したかった。
というのが多かったですかね。

それで、いざ面接をしてみると、
海外に行って視野狭窄になってしまい、
中途半端な英語しか話せず、
そこに自分の限界を感じはしなかったの?
と聞きたくなるような人がどれほどいたことか・・・。

また多いのが、どこからどう見ても典型的な大和顔してるのに、
「日本人てぇ~」と、
あたかも自分が外人にでもなったようなつもりで、
「みんなセコセコしてるじゃないですかぁ~」
などとアホなことを滔々と語る輩(バカと読んでも可)。

やり取りはこんな感じ。

「どのようなところでそういうことを感じたのですか?」
「外人サンってぇ~、エレベーターに乗ってもClose押さないんですヨ~。
でも日本人てぇ、みんなすぐ押すじゃないですかぁ~、
ワタシ、マジで感動しちゃいましたぁ~。」
「・・・」

いやぁ、本当は、
コミュニケーションと「読む」ことの続きを書くつもりでいたのですが、
話が長くなるので、この先は次回にします。



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コミュニケーション能力と「読む」こと [独り言]

読む・書く・聞く・話すという4つの行為が、
コミュニケーション能力の根幹です。

そこで今回は「読む」ことに関して書きます。
面接で、趣味の欄に「読書」と記載されていなくても、
ほとんどの人に対し、どんな本を読んできたのか、
また感銘を受けた本について問います。

夏目漱石や森鴎外、島崎藤村など、
明治の文豪の作品を挙げる人が少ないのは、
時代の変遷ゆえと理解できないこともないのですが、
中には堂々と、そしてにこやかに、
「本は読みません」と言い切る応募者・・・(笑)

「では新聞は何を購読していますか?」と問うと、
明朗快活に「読んでません」って、
そこはすまなさそうに恥ずかしそうに答えるところだろ!
という言葉をグッと飲み込んだことが何度あったことか・・・(汗)

まぁ他人の志向についてとやかくいうつもりはありません。
でも活字を読んで意味を理解して、
初めて自分で考えることができるし、表現もできる。
つまり、日本人である以上は、
所詮は日本語でしか物事を考えられないし、
日本語でしか表現できないのです。

よく語彙力なる言葉を使いますが、
言葉はできるだけ多く知っておいた方が良いでしょう。
語彙力があれば、事象、心象が適切に表現できるし、
微妙な言い回しも可能になります。

先ほど触れたことの繰り返しになりますが、
何より、思考の幅が広がるのは間違いありません。

話を元に戻しましょう。
本も新聞も読んでこなかった人たち。
もうすでに手遅れなのかといったら、
それは違います。
今からでも決して遅くはないです。
ただ人一倍どころか、3倍も4倍も努力はするべきでしょう。

とにかく本と新聞は読むに限ります。
とりわけ本については何でもいいのですが、
途中で放り出さないで、最後まで読むことです。
内容がどうであれ、読了後にひとつの達成感が生じるはずです。
その達成感が次への書物に繋がると思います。

また冗長な文を書いてしまいました。
キリがないので、この項はここまでにしておきます。


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続・コミュニケーション能力の低下した理由 [独り言]

続・コミュニケーション能力の低下した理由です。(笑)

手前味噌な話が続いて恐縮ですが、
私が生まれ育った時代というのは、
コンビニなどありませんでした。

なので母親からおつかいを頼まれると、
行くのは、最近あまり見かけなくなった普通の商店で、
だいたいどこの商店でも、
まず自分から、店の奥まで届く声で、
「ごめんください」と発声をしないと、
店主が中から出てきてくれません。

そして店主が出てきたら、
次は頼まれたおつかいの品物、
例えば「醤油を買っておいでと言われました。」と伝える訳です。
そうすると店主が「キッコーマンかい?ヒゲタかい?」と問います。
それに対し、「安いのを買っておいでと言われました。」と答えます。
そして金銭の授受をして醤油を買って帰る。
こんなことは兄弟喧嘩と同様、日常茶飯事でした。

それがコミュニケーション能力と何の関係があるんだ?
と思われた方がいるかもしれませんネ。

でも考えてみてください。
まず自分から先に声をかける、
しかも相手に聞こえるように大きい声で。
これを毎日のように繰り返すのです。
何でもないようなことかもしれませんが、
これはコミュニケーションの基礎練習をしているようなものです。

今や初めてのナンチャラとかいって、
私は見たことないですが、
子どものおつかいがテレビ番組になり、
それなりの視聴率を稼ぐらしいです。
つまりはおつかいの経験がほとんどない、
そんな世代が増えてきている証左かもしれません。

とまぁ、ここまでまたダラダラと書き綴りましたが、
今さら時間を取り戻すことなんてできないのに、
じゃぁどうすればいいんだ?
という怨嗟の声が聞こえてきそうです。(笑)

ここでは、あくまでコミュニケーション能力が低下した理由、
ただその一点のみとして、対処法は後々のお楽しみです。


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コミュニケーション能力が低下した理由 [独り言]

コミュニケーション能力が低下した理由は、
単純にコミュニケーション不足にあると言えるでしょう。

コミュニケーション不足の原因は、
挙げればキリがないほどですが、
まず原点的なところから考えてみましょう。

ひとつは家族間の会話が少なくなったことです。

個人的な話となってしまいますが、
我が家は両親とおばあちゃんと兄弟3人の6人所帯でした。
子供の成長で家が手狭になったことで、新しい借家に移り、
初めて私が自分の部屋を与えられたのは、
中学3年生の秋ごろのことです。

それまでは学校の宿題をやるにも居間の片隅、
寝るのも兄弟と一緒ですから、
普段仲良くしていても、喧嘩も日常茶飯事でした。

また一番乗りで家に帰ると、
母親が不在でも、おばあちゃんが常にいて、
どこにも出かけず一日のほとんどを家で過ごしているせいか、
顔を合わせると絶えず話しかけてくれたものです。

一人になれるのはトイレくらいで、
自分の周囲には親兄弟におばあちゃんと、
常に誰かしらいるのですから、
必然的に会話はしなければならない環境にありました。

翻って現在の家庭環境を考えると、
まず共稼ぎ夫婦の一人っ子が多くなったこと。
おじいちゃん、おばあちゃんとは別居。
小さいころからテレビ付きの個室を与えられ、
下手すれば学校の送迎も車で・・・。

まぁ書いていけば長くなるので、
ここから先は次に回しますが、
コミュニケーション不足の原因を探れば、
対処の方法も見つかります。


コミュニケーション能力なる言葉 [独り言]

コミュニケーション能力なる言葉を耳にするようになったのは、
10年以上前からでしょうか。
当初は大して気にも留めなかったのですが、
1~2年のうちにメディアでも大々的に取り上げるようなり、
その浸透度の速さに驚いたものです。

今ではコミュニケーション能力が、
単語として当たり前のように受け止められています。

確かに時を同じくして10数年前ごろから、
新卒も転職組も言語能力が低下しているのかな?と、
感じ始めていたのは事実です。

でも感じ始めていたことが、
確信へと変わるのには、それほど時間はかかりませんでした。
もちろん、コミュニケーション能力のある人もいます。
けれど、その比率は年々低下の一途をたどりました。

どうしてこうなってきたのか、
理由はいろいろあると思いますが、
次回はその辺を掘り下げて考えてみます。


ごあいさつ [ごあいさつ]

人事担当者として2万人以上の面接を行ってきたマロンです。
現在は部署が変わりましたが、
この景気低迷の中で、就職活動や転職活動する人にとって、
少しでも参考になればと考え、ブログを立ち上げました。

でもあくまで独り言なので、
あまり気にせず読んでくださいな。


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